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ALFP eマガジン 第3号 Arts and Society

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概要

ゲストエディター:Janet Pillai(Arts-ED創設者 / 2006年度ALFPフェロー)

アーティストとは、創造的な思考者であり作り手である。彼らは創作プロセスを通じて刺激的な問題を提起し、人間的解釈と建設的介入を提案する“文化の担い手”として見なされる。アートは批判的かつ創造的な探求を通じ、社会が深い洞察力をもって環境的・社会的・経済的資本や対立と関わるよう、後押しする。近年の芸術的取り組みには、人々の参加や共同制作を伴ったり、誘発したりするものが増えている。「プレイスメイキング(居心地のよい場の創造)」「芸術と社会正義」「芸術的行動主義」「コミュニティに根ざした芸術」「ソーシャリー・エンゲージド・アート(社会に深く関わるアート)の実践」「参加型アート」など、その呼び方はさまざまだが、これらの活動はどれも市民の生活の質の向上を目指し、文筆家、建築家、デザイナー、映像作家、ビジュアルアーティスト、劇作家などさまざまな創造的実践家たちによって主導されている。こうした取り組みや協働は社会的・文化的・環境的な進歩に貢献し、地域社会に“声”を与えているという主張がある一方で、中には批判を呼んでいるものもある。アーティストや創造的協働は、どのようにして文化的エネルギーや批判的思考やイノベーションを刺激し、コミュニティに変化をもたらしているのだろうか。本号ではアジアの実践家や研究者たちがこの点について議論する。