ALFP 2016年度報告会・交流会

アジアのコモンズを求めて ~共有できるビジョンを創造するには~

※本報告会は終了いたしました。

1996年より国際文化会館と国際交流基金が共同事業として実施しているアジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム(ALFP)は、これまでアジア諸国のさまざまな分野において際立ったリーダーシップを発揮している知識人をフェローとして120名以上招聘してきました。毎年9月初旬から10月下旬の2カ月間、フェローたちは国際文化会館に滞在し、よりよい市民社会の実現に向けて、国境や専門分野を超えた人的ネットワークの形成と緊密なネットワーク構築をめざし、知的共同作業に取り組んでいます。

今秋も、市民社会の多様な分野で活躍する以下の7名のフェローが「Seeking Our Commons in Asia: How Can We Create Visions for the Future?」を共通テーマに、アジアが抱えるさまざまな課題や経験を共有し、互いに、そして日本の専門家と、約2カ月にわたり対話を重ねてきました。来る10月27日、その対話の成果を交えながら、日本におけるハラール食の状況やフィリピンからみた南シナ海の領域問題など、フェローがそれぞれの専門や国の現状について報告する、公開セミナーを開催いたします。都内外各所での対話や視察を通じて、相互理解を深め、どのようにしてCommons(コモンズ)を基盤として持続可能なアジアの未来のために協力できるか、今後の展望とともにお話しいただきます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

日時: 2016年1027日(木)4:00 ~7:15 pm
会場: 国際文化会館 講堂
主催: 国際文化会館、国際交流基金アジアセンター

≪報告者・演題≫
藤岡 恵美子 (日本) 特定非営利活動法人ふくしま地球市民発伝所事務局長
「多様な生き方を認め合う社会を目指して―原発事故後の福島からの考察」

Amran Hossain (バングラデシュ) ダッカ大学政治学部准教授
「ALFPからの学び:アジアにおける世俗的宗教の慣習と共通ビジョン」

Lee Taeho (韓国) 参与連帯(PSPD)政策委員会委員長
「福島から学んだこと:国家の安全保障から国民の安全まで」

Phan Ngoc Diem Han (ベトナム) レインボー・メディア&エンターテイメントCEO
「国家ブランディング:誤った戦略とその影響」

Kumar Sundaram (インド) 核軍縮平和連合(CNDP)上席研究員
「インドと日本における市民運動:民主主義の発展のためのコモンズ」

Criselda Yabes (フィリピン) ライター / フリージャーナリスト
「島嶼と領土:私たちはどのようにして主権を形成していくのか」

Ayang Utriza Yakin (インドネシア) 国立イスラム大学ジャカルタ校講師 / ナフダトゥル・ウラマー中央指導部モスク対策副議長
「アイデンティティーの模索とハラール業界の競合:現代日本におけるハラール食とハラール認証制度」

用語: 英語 / 日本語 (同時通訳つき)
会費: 無料 (要予約)
予約: お申込みフォーム


お問い合わせ
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